新築した家の洗濯物は室内で干すことにした。
外に干すと花粉やらいろいろあるし、洗濯物を洗濯機から外まで運ぶのがめんどくさいしね。
洗濯機の置いてある脱衣所に洗濯物を干すことにしたので、脱衣所は少し大きめに設計してもらった。
少しだけでも節約するために洗濯物を干す天井から吊るすヤツの取り付けは工務店にはお願いせずに自分ですることにした。
そんなに難しくなかったし自分でやって良かったなと思っている。
その手の業界では有名な川口技研のホスクリーンを使うことにした。
ただホスクリーン自体が思っていたより高かった…。いろいろなメーカーから類似品が発売されているのでもうちょっと安いやつもあったけど、信頼できるホスクリーンに決めた。
まずは下地探し
我が家の脱衣所の天井は石膏ボードになっているので、ホスクリーンを取り付けるにはまず下地(野縁)の場所を探す必要がある。
野縁とは、天井の裏側に隠れている天井を固定するための45mm角ぐらいの棒だ。
石膏ボードはビスがさっぱり効かないので、ホスクリーンは下地(野縁)のある場所に取り付けることが必須。
下地探しにはシンワの下地探しを使ったけど、ちゃんと下地の場所がわかったのでちょっとすごいなと思った(語彙力)
下地探しはそこまで高くなかったし買って良かった。今後もいろいろとDIYで活躍してくれると願う。
下地センサーHome でだいたいの下地の場所を探して、実際の取り付け場所には 下地探しどこ太Basic で確実に突き止める感じだ。
ちなみに天井が石膏ボードかどうか確かめる方法は、目立たない場所に画鋲を刺して抜いてみて針の部分に白い粉っぽいのがついていれば石膏ボードで間違いない。石膏ボードは柔らかいので比較的スッと画鋲が刺さる。
下地を探す
さっそく下地探しをしてみる。
ホスクリーンの設置は壁から30cmぐらい離した方がよいので、まずはだいたいの設置場所の目星をつけておく。
我が家の場合は壁から35cmほど離すことにして、そこにマスキングテープで印をつける。
目星をつけただいたいの設置場所の下地を探すため、マスキングテープの周辺を下地探しで探っていく。
まずは 下地センサーHomeで下地を探っていく。
天井に向けて下地センサーをあてて、右から左にゆっくり横にスライドしていくと…
この赤く光った場所が下地の境界になるのでマスキングテープで印をつける。ちなみに写真にある横向きのマスキングテープは壁から35cmの印のマスキングテープだ。
次は反対側から下地センサーを左から右にゆっくりスライドしていく…
ここが下地との境界になるのでマスキングテープで印をつける。
それぞれ左右から調べることで下地の場所がわかる。つまり下地が入っているのはこんなイメージだ。
これで取り付ける位置はほぼほぼ決まったので、下地探し どこ太Basic で念のための確認をする。正直、下地探しセンサーを100%信用することができなかったっていうのもある。
どこ太Basicは押し込むことで針がでる仕組みだ。石膏ボードは柔らかいので少し力を入れれば刺さるので、もし下地に当たれば針は止まるけど下地がない場所だと止まらずにどんどん深く刺さっていく。
今回はセンサーで探したとおりに下地があったのでちゃんと針は止まった。センサーすげぇな…
ちなみにこの下地探しはケースにメモリがあって石膏ボードの厚さを測ることもできる。家の石膏ボードはごくごく一般的な厚さ12.5mmだった。
刺した後の穴は思っていたより目立たない。むしろほぼほぼわからない。
さっきの写真だとここに穴が空いているんだけど…わかんないよね。
ホスクリーンの取り付け
下地の場所がわかればあとはホスクリーンを取り付けるだけだ。
ホスクリーンの設置にはインパクトドライバーは必須だと思われる。手だけでもできなくはないかもだけどハードルは高い。
僕が使っているインパクトドライバーはハイコーキのこれだ。
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バッテリーが2個ついていてこの値段はお得だ。パワーも18Vあれば十分すぎるし、使っていて今まで不満に思ったことはない。かなりオススメ。
ただヘビーにDIYをしないのであればここまでのスペックは必要ないし、たまーに使う程度なら安いアイリスオーヤマなどのインパクトドライバーでも十分すぎると思う。たぶん楽さに感動する。なんつっても安いし。家に1台あれば何かと便利だと思う。
間違ってもホスクリーンを取り付けるためだけにインパクトドライバーを買うのは止めておこう。さすがにコスパが悪すぎる。
1回ぽっきりしか使わないのであればホームセンターで工具のレンタルをやっているハズなのでそれを利用しよう。
さっき探し当てた下地の場所にホスクリーンの固定金具をあてて設置後のイメージをしてみる。
あとは付属しているビスで固定するだけだけど、天井に設置するので片手が塞がった状態でやりにくい。
こういうときは両面テープを使うと良い。
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両面テープをつけてとりあえず天井に貼り付ける。これで両腕がフリーで作業できるので効率は爆上がり間違いなし!
両面テープというと小学生の工作みたいでしょぼく感じるけど、木工において両面テープはいろいろな場面でめっちゃ使う伝統の由緒正しき方法だ。(たぶん)
あとは付属のビスを使ってインパクトドライバーで固定するだけ。
金具の固定ができればカバーを取り付ける。
これで設置は完了。
ホスクリーンの本体をつければ完成だ。我が家は4つのホスクリーンを設置し並列に洗濯物を干せるようにした。
ホスクリーン同士の間隔は70cmぐらい開けておけば大丈夫だと思うけど、少し広めに80cmの間隔をとった。
近すぎると干した洗濯物同士が当たってしまってストレスMAX待ったなしだ。
便利な室内物干し
室内に物干しがあれば天候に左右されることなく洗濯物が干せるし、花粉などの影響もない。
ホスクリーンを設置した脱衣所に洗濯機があるので、洗濯したあと場所を移動せずに干せるっていうのが一番デカイ。
ホスクリーンの本体自体は簡単に取り外しできるし、天井に固定する金具自体はシンプルで目立たないので、脱衣所とかじゃなくてもリビングに金具を設置し必要なときだけ本体をつけて洗濯物を干すっていう運用も可能だ。我が家は脱衣所につけっぱなしだけど。
物干し竿も川口技研のものを使っている。
川口技研 ホスクリーン室内用物干し竿950-1540mm - amazon
ちょっと高いなーって思ったけど、マットなホワイトがおしゃれだと思ったのでこれに決めた。ホスクリーンとの統一感もあって良き。
DIYでホスクリーンを設置してみたけど、そんなに難しい作業もなく時間もかからずにできたので満足度は高い。
興味をもった人がいればぜひチャレンジして欲しいし、もしもこの記事が参考になれば幸いだ。