DIYを始めたらだいたいまず買いたくなるのは電動ドライバー系。
やっぱりまずはドライバー系が基本になると思う。僕も最初に買ったのはドライバー系だった。
もちろんDIYでもネジ留めやら穴あけで出番も多いし、ホームセンターやIKEAとかで買った家具に組み立てにも使える。
でもいろいろドライバー系と言ってもいろいろ種類があって、いきなり買いに行ってもよくわからないんじゃないかな。
僕も最初に買ったのは、ホームセンターでよくわからずにかったハンマードリル(ボッシュ製)だった。
後から「ハンマードリル買ったのは失敗だったなー」と思ったけど、知識不足だったし仕方ないと思って買い直すお金ないし何年も使ってた。いま思ったらなんでハンマードリルを買ったんやろな(謎
これからDIYを始めようと思っている人に対して、同じ過ちを犯さないように役に立てば嬉しい。
使っている電動ドリル
先に言っておくと僕が使っている電動ドリルはインパクトドライバーと言われる電動ドリルでハイコーキのものを使っている。
アマゾンで買ったWH18DD(2BG)というモデルだ。【Amazon.co.jp限定】って書いてるからきっとアマゾンじゃないと買えないんだろうと思う。
これにした理由は
- バッテリー式のコードレス
- バッテリーが2個ついている
- 安い
- ブラシレスモーターである
こんなところ。
実際に使っているけど、まったく不満はないしバッテリーも2個ついているので、1個はインパクトドライバーで使ってもう1個は別の電動工具(ランダムサンダー)で使っている。
重くもなく18Vだからパワーも十分にあるし、取り回しもよく使いやすい。
DIYには必要十分でオススメのモデルだ。
ドリルドライバーかインパクトドライバーか
ドライバー系の電動工具でまず最初に悩むのが「インパクトドライバー」か「ドリルドライバー」か問題。
これは悩むとおもうけど、大丈夫、もう悩まなくていいぞ。
DIY初心者にはドリルドライバーがおすすめ!って言われることが多い気がするけど、僕はインパクトドライバーを買うことを全力でおすすめする。
用途はどっちも同じようなもんだし、その割にドリルドライバーの方が安いことが多いのでドリルドライバー買いがちだけど、最初に買うのはインパクドライバーを推したい。
間違っても僕のようにハンマードリルは買うなよ。
ドリルドライバーの特徴
クラッチ機能
ドリルドライバーには締め付けのトルクを調整できる「クラッチ機能」がある。
このクラッチ機能で締め付けトルクの強さを弱くしたり強くしたり調整ができるし、設定した一定のトルクで締め付けができるようになる。
クラッチ機能により柔らかい木材へビス留めするときに木材を痛めてしまうことが防げる。
インパクトの場合は、トリガーの引き具合でトルクを調整するしかない。
チャック式でビットを固定
ドリルドライバーは爪つきのドリルチャックでビット(ドリルとかプラスドライバーとかの先端工具)を固定する。
ドリルチャックなら、ビットをはめる爪の開き具合を無段階で調整できるので、さまざまなビットの装着が可能になる。そして爪を締めて固定するのでブレがなくビットをがっちり固定できる。ドリルドライバーは穴あけの精度が高いと言われる理由はこれ。
インパクトドライバーは六角軸のビットしか装着できないけど、ドリルドライバーなら丸軸のビットとかも装着できるし、なんならビット以外でもボルトとか細い丸棒だって装着することができる。(ボルトとか丸棒を装着する意味はあんまないけど、ヘビーDIYerは装着していろいろしたくなるときがあったりする)
といっても六角軸以外のビットを使うことはあんまりない。
静か
ドリルドライバーを選ぶ理由としては、この「静か」という理由が一番大きいと思う。
ドリルドライバーはモーター音のみなので、インパクトドライバーに比べて動作音がめっちゃ静か。
マンションとかで使うならインパクトは打撃音の「ガガガ」って音がして近所さんに気を遣うので、静かなドリルドライバーを選ぶメリットはけっこうでかいかも。(マンションに住んだことがない)
インパクトドライバーの特徴
圧倒的なパワー
ドリルドライバーはただただ回転する力のみだけど、インパクトドライバーになるとその名前のとおりビスを締める時に一定の負荷以上になると、回転方向に対して衝撃を加え補助してくれることでより強くスピーディーにビスの締め付けが可能。
ドリルドライバーは長いビスを留める時でも、回転する力のみなのでビスの頭を舐めやすい。初心者ほど舐めやすい。
その点インパクトドライバーなら回転の力にさらに衝撃の力が加わるので、ビスの頭を舐めにくく、長いビスや硬い木材へのビス留めもスピーディーにこなしてくれる頼もしい存在。
ビットを交換することで、ビス留めの他にも穴あけなど様々なところで活躍してくれる。
ワンバイ材とかツーバイ材、杉とかにビス留めをするだけならドリルドライバーで十分だけど、のちのちDIYにハマって硬い広葉樹にもビス留めをする可能性があるならインパクトドライバーの方が良い。(広葉樹めっちゃ硬いぞ)
というかインパクトドライバーがあればとりあえずは大抵のことはできる。ドリルドライバーを買うのはめちゃめちゃ穴あけにこだわり始めて穴あけ専用機が欲しいな、と思ったタイミングぐらいで良いんじゃないかな。
軽いDIYならドリルドライバーでも十分だけど、やっぱりパワーのあるインパクトドライバーをおすすめしたい。
やつをくだくのは、技を超える限りない力(パワー)!!
って戸愚呂(弟)も言ってた。
スリーブ式でビットを固定
インパクトドライバーのビット固定はスリーブ式になっている。
スリーブ式というのは、ビット固定部分を引くだけでワンタッチでビットを交換できる方式。
ドリルドライバーはチャック式なのでチャックを回して固定する必要があるため、頻繁にビットを交換するときはめっちゃメンドくさい。
例えばビス留めするときに、先に下穴をあけてビス留めする必要があるけど、インパクトドライバーなら下穴錐ビットとドライバービットをワンタッチで交換できるのでめっちゃ楽になる。ドリルドライバーだと、ビットの交換がいちいち時間がかかる。
これもインパクトドライバーをおすすめする理由の大きな1つ。
インパクトドライバーの選び方
最初にも書いたけど、僕が使っているインパクトドライバーはハイコーキの18Vのアマゾン限定のヤツ(WH18DD)。
インパクトドライバーを選ぶ時の最低限の個人的な基準はこんな感じ。
- バッテリー式
- 14.4V以上(バッテリー共有するなら18V以上)
ハイコーキのWH18DDは取り回しもよくて使い勝手も良い。不満はまったくない。これおすすめ。
バッテリー式
インパクトドライバーというか電動工具はコード式よりもコードレスのバッテリー式の方が使い勝手が絶対に良い。(すべての電動工具というわけではない)
コード式の方が値段が安かったりするので、最初はコード式でも良いか、って思いがちだけど絶対にバッテリー式をおすすめする。
僕も最初は予算の都合からコード式の電動工具を買っていたけど、バッテリー式を使い出してからはその便利さにハマってどんどんバッテリー式に変えていった。QOLも爆上がりだ。
とくにインパクトドライバーは、作業場以外のさまざまな場所で活躍するのでバッテリー式であることは必須だと思う。
14.4V以上なら問題ない
とりあえず最初に買うんだとしたら14.4V以上のインパクトドライバーを買っておけば間違いない。
14.4VならDIY用途だと性能も十分だし重量も軽めで使いやすい。取り回しもよくて満足できる。
10.8Vは少し心許ない。最近はインパクトドライバーの値段もだいぶ下がってきてるし14.4V以上の方が満足度が高いと思う。
ただしDIYでも小屋建てるとかでビス留めをめっちゃするみたいな大工さん的な使い方なら18V以上の方がパワーがあって作業効率は高くなる。そういう使い方をする予定なら18V以上のインパクトドライバーを使おう。
+αの要素
上の2つが最低限の条件だと思っていて、あとは好みに応じて選ぼう。
僕は上記の条件の他に
- ブラシレスモーター
長く使う予定だったからやっぱり性能の良いモーターが欲しかったのでブラシレスモーターを選んだ。
カーボンブラシの交換も必要ないし、放熱製やパワーにも有利なブラシレスモーターにした。 - バッテリー2個付き
他の電動工具とバッテリー共有がしたかったので、バッテリー2個付きのモノを買った。
バッテリー単品で買うよりお得に買えるし他の電動工具でも使う予定ならバッテリー2個付きはおすすめ。
その場合18V以上の製品を選んだ方が絶対に良い。(14.4V以下の製品は少ないのでバッテリー共有しづらい)
これらの条件をもとにインパクトドライバーを選んだ。
おすすめのインパクトドライバー
何回も言ってるけどやっぱりハイコーキのWH18DDはオススメできる。
サイズもコンパクトで取り回しも良いし、ブラシレスモーターで18Vだからパワーも十分、カーボンブラシの交換も必要なし。バッテリーも18Vが2個ついてくるから他の電動工具ともバッテリー共有しやすい。(僕はランダムサンダーと共有してる)
長く使っていけるしコレ最高やんって思ってる。見た目もイケてる。
ハイコーキ-18Vコードレスインパクトドライバー(WH18DD) 蓄電池×2、充電器付き(amazon)
もっと安いのを探すとコレが良い。
ハイコーキの18Vのコードレスインパクトドライバー(FWH18DA)
WH18DDの下位互換っぽいヤツで、サイズが少し大きくてブラシレスモーターじゃないけど、18Vバッテリーが2個ついてきてこの値段はヤバい。安い。スゴイ。
ヘビーにDIYをするわけじゃなければFWH18DAも十分選択肢に入る。無双の働きをしてくれると思う。
安いし入門用としてFWH18DAを買って、DIYにめっちゃハマったら追加で1グレード高いヤツを買っても良いと思う。
ハイコーキ-18Vコードレスインパクトドライバー(FWH18DA) 蓄電池×2、充電器付き(amazon)
もっと安いのを…!ってことならコレ。
ハイコーキの14.4Vのコードレスインパクトドライバー(FWH14DF)
値段が安くて14.4Vだけどバッテリーが2個付いてくる。
もちろんブラシレスモーターじゃないけど、軽いDIYなら十分すぎるぐらいの性能。でも正直上のFWH18DAと比べてもあんまり値段変わらない。(ちょっとだけFWH14DFの方が安いぐらい)
ハイコーキ14.4Vコードレスインパクトドライバー(FWH14DF) 蓄電池×2充電器付き(amazon)
ただし14.4Vのバッテリーは上位機種とのバッテリー互換性はないし、カタログを見てても14.4Vのラインは今後縮小していくと思われる。(マキタもハイコーキも)
上位機種や他の電動工具(ランダムサンダーとか)とバッテリー共有をしたいなら、18Vの商品を選択した方が幸せになれる。
他の電動工具とバッテリー共用するなら18Vのインパクトドライバーがおすすめ。
マキタの電動工具で18Vのラインはカタログを見ると400製品近くあるので他の製品とのバッテリー共用はしやすい。
ちなみにこの数はハイコーキと比べて圧倒的に数が多い。ハイコーキの18Vのラインは100ちょっとぐらい。(ハイコーキも主要な工具は抑えてるし、ハイコーキが劣っているわけじゃないんだから!)
まとめ
いろいろ書いてみたけどインパクトドライバーは、最初っからハイエンド機種は必要ないと思われる。
とりあえず上位機種や他の電動工具とバッテリー共用するなら18V以上のモノを選べば十分幸せになれる。
インパクトドライバーは出番も多いし、バッテリーも共用せずにインパクトドライバー専用と割り切るならハイコーキ・マキタにこだわらなくても全然問題ない。手でドライバーを回すことに比べると、その辺のわけわからんメーカーの安いのを買っても絶対に感動する。
ただし絶対の条件としてバッテリー式のコードレスであることは必須。コード式は取り回しとかが本当に面倒くさい。安いからって買ったら後悔するぞ。