トイレットペーパーホルダーの型

ものづくり

トイレットペーパーホルダーを作ってみる(2)型作り

2023年10月24日

家の新築にあわせてトイレットペーパーホルダーを作りたくなったので作ってみることにした。(妻が使ってくれるかどうかはわからない)

とりあえず図面はJWCADで作ったので、今回は型を作ってみるところから始めようと思う。

トイレットペーパーホルダーに限らず、作りたいものに曲線がある場合は今回の方法で誰でも作れるハズだ。

型があればトリマーを使って倣い加工をすることで同じものを複数個作ることができる。

まず型作り

図面の印刷

まずはCADで作成した図面を実寸で印刷する。

前回作成した図面を印刷するとこんな感じ。(自分がわかればいい)

木材への墨付けはCADで書いた図面を実寸で印刷して貼り付けるのが一番いいと思ってる。

これが一番正確で間違いがないハズだし、シャーペンとかで墨付けするほど手間がかからない。

もちろん手書きでも良いんだけど、CADをちょろっとでも使えるとDIYでめっちゃ便利。僕は無料のJWCADを使っている(残念だけどM1macには対応していないようなので父親のwindowsを借りてる…)

この方法ならカットするラインを正確に出すことができる。(ハズ)

ベニヤ板に貼り付ける

印刷した図面をベニヤ板などの平面のでている適当な板に貼り付ける。

僕は5.5mm厚のベニヤ板を使うことが多い。

型として使うなら加工性など考えても5.5mm厚のベニヤがベストだと思っている。9mm厚の方がベストだと思えてきた。厚い板の方が丈夫だけど加工に手間がかかるし。

貼り付けにはスプレーのりを使うとシワもなくしっかり貼り付けることができるので、いつもスプレーのりを使っている。

持ってるとなにかと便利なので持っておくと安心。僕は3Mのスプレーのりを使っている。

貼りっぱなしの場合は77。はがす必要がある場合は55を使う。

今回は特に剥がす予定もないので77を使った。

型の切り出し

図面をベニヤに貼り付けたら、次はいよいよ型の切り出しだ。

型の切り出しに使うのは次の道具たち。

  • 丸ノコ
  • ジグソー(バンドソー)
  • サンドペーパー

最低限これだけあれば大丈夫なハズ。

ざっくりした切り出しはジグソー(もしくはバンドソー)。

直線の切り出しは丸ノコ。

曲線はサンドペーパーで頑張る。

これらを駆使して型を作っていく。

まずはジグソー(バンドソー)でざっくりと切り出す。

カットラインの1mmほど外を狙ってカットする感じ。直線部分ならもちろんいきなり丸ノコでぶった斬ったって構わない。

曲線部分(特に内側)はジグソー(バンドソー)とかじゃないと厳しいかもしれない。

僕はDIYモデルの卓上バンドソーがあるので、とりあえずそれでざっくりとカットする。

直線カットは説明するまでもないかもだけど、丸ノコでカットする。

曲線部分はサンドペーパーでひたすら削る。とは言ってもベニヤなのでけっこう簡単に削れる。

外側のR部分(曲線部分)は、こんな感じに角材にサンドペーパーを貼り付けたモノで削る。(写真撮り忘れたので後から撮ったやつです。すみません!)

これは角材にサンドペーパーをボンドで貼り付けただけ。いろんな場面でけっこう使える。

(ディスクサンダーを持っているので実際はディスクサンダーで削っているけど)

内側のR部分がけっこう問題。角材ペーパーでは内側Rを削ることはできないので、

こんな風に円柱状の木材にサンドペーパーを貼り付けたもので削っていく。

円柱状の木材にサンドペーパーを両面テープで貼っただけ。これでがんばってひたすら削っていく。

僕は自分で円柱状のヤツを作ったけど、ホームセンターで丸棒を買ってきてサンドペーパーを貼り付けるのが一番簡単な気がするな。

SK11のスピンドルサンダーがあればこんなことしなくても済む。(そんなものは持ってない)

これらを駆使して図面のカットラインとおりに切り出せば型は出来上がり!

型の完成!

すべての作業が完了すれば型の作成は完了!型ができれば次は実際に本体の制作に移れる。

この型を元にしてトリマーを使い倣い加工を行なっていく。

次回からは型を使って本体を製作していくで。

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