ものづくり

ダンボールストッカーっていう便利な物を作ったので作り方を紹介したい

妻から「ダンボールストッカーが欲しい」と言われ、LINEに楽天市場のリンクが送られてきた。

我が家では捨てる前のダンボールが物置に無造作にこんな感じで置かれているのがどうも気に入らないらしい。

妻から送られてきたリンクを開くと、そこにはめちゃくちゃシンプルで簡単に作れそうな割に5500円ぐらいというぼちぼち高い値段(僕にとっては)の「ダンボールストッカー」なる商品が写っていた。

正直、僕はダンボールストッカーなるものの存在さえも知らなかったが、「これぐらいやったら俺作れるんちゃうか…」とぽろっと呟いたところ、「じゃあはよ作って」と返事があったので作ることにした。

ちなみにこれが妻から送られてきたダンボールストッカーの商品ページだ。

設計と材料

妻から送られてきたダンボールストッカーの商品紹介ページにはご丁寧にもことこまかに寸法が記載されていたので、ありがたくその寸法をパk参考にさせてもらうことにした。

ダンボールストッカー自体がそんなに大きくないので、材料は家に余っていたパイン集成材を使うだけで十分だった。

もし材料がなかったらコーナンで18mm厚のパイン集成材を買っていたと思う。

ダンボールストッカーの作り方

材料の切り出し

まずはパイン集成材を切り出すことから始める。

最初に土台になる部分の材料を切り出した。

直線カットのみなのでなにも難しくはない。

サイズは横335mm×縦230mmだ。

こういう切り出しは丸ノコあたりを使ってやるのが良いと思う。MDF合板とかで自作の簡単なストレートガイドを使えば、慎重にすればなかなかの精度で切り出すことができる。

ホームセンターのカットサービスに任せても良いと思う。

僕はDIYを始めた頃に買ったマキタのコード式の丸ノコを使っているが、そろそろバッテリー式の丸ノコが欲しい。

今狙っているのはこれ。コードレスでコンパクトで良い。

(ハイコーキ)36V丸ノコC3605DA - amazon 楽天市場

やっぱりコード式とバッテリー式だと作業性が段違いなのだ。まじで金に余裕ができたらそのうち買うと思う。

DIY用のテーブルソーも持ってるけど、なんやかんや丸ノコの出番は多い。

つぎは段ボールを挟む部分の材料を切り出した。

長いやつのサイズは幅90mm×縦400mmで短いやつ幅90mm×縦160mmだ。

これですべての材料の切り出しは終わり!めっちゃ早い。テンポが良い。

角のR加工

材料の切り出しは終わったので、次は見た目のクオリティが上がるR加工をする。

角がとがった直角のままよりも、丸くなるR加工をした方がそれだけで素人っぽさが消えるのでおすすめ。

今回は同じR加工を10箇所以上するので、簡単な型を作ってトリマーを使った倣い加工をすることにした。

同じ加工を複数する場合は、トリマーを使った倣い加工をする方が効率がよくて便利だ。いつか倣い加工の記事も書こうと思う。

というわけでまずは型を作る。

型の材料は、その辺に転がっていた9mm厚のMDF合板を使うことにした。

型に使う材料は5.5mm〜9mmぐらいのベニヤとかが都合が良い。薄めの材料の方が削ったりといった加工がしやすいので型作りには向いている。

今回は余ったMDF合板があったのでそれを使った。

まずは丸い物を使ってMDF合板の角に丸い線を引く。なんでも良いので今回は近くにあったマスキングテープを使って線を引いた。

こんな感じで線が引けた。なかなかええんとちゃうか。

MDF合板を切ったり削ったりしてこの線どおりの形になるようにする。

まずはノコギリでおおざっぱにカットした。

あとはやすりを使って線どおりに削っていく。

角材の端材とかにサンドペーパーを巻き付けて削るとやりやすい。

型の材料が柔らかいし薄いので、簡単に削れる。

削り終わったのがコレ。

これでR加工用の型は完成した。次はトリマーを使って倣い加工の実践や!

使うトリマーはいつも紹介しているハイコーキのコードレストリマーだ。めちゃくちゃ愛用してておすすめ。

(ハイコーキ)36Vトリマー M3608DA - amazon 楽天市場

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まずはR加工したい材料の角に型を乗せて線を引く。

まずはこの線の外側をざっくり切り落とす。できるだけギリギリを攻めた方があとの作業が楽になるけど、線の内側に入っちゃうとアウト。

手ノコでもジグソーでもなんでも良いので切り落とす。

手ノコで角を落としたけど、もうちょっと線の近くを狙ってもよかった気がする。

でもまあコレぐらいの小さな倣い加工ならあんまり気にしなくても良い。

次は両面テープを使って型を貼り付ける。こういう時に使う両面テープは「貼って剥がせるタイプ」これで間違いない。

(ニチバン)ナイスタック しっかり貼れてはがしやすい - amazon 楽天市場

線に合わせて両面テープで型を貼り付けたらこんな感じになる。

材料と型は両面テープでくっつけているので、型がずれることもない。

ここからトリマーの出番だ!倣い加工で使うトリマービットはフラッシュビットとか呼ばれているベアリング付きのビットを使う。

ビットの先っぽにベアリングがついているタイプや根本についているタイプ、先っぽにも根本にもベアリングがついているやつもある。

ちょっとビットを改造すれば自分で先っぽにも根本にもベアリングをつけることもできる。

金に余裕があれば大日商のベアリング付きビットがおすすめ。2種類ぐらい持ってるけどめちゃくちゃキレて感動する。でも高い。

(大日商)ガイドベアリング付きストレートビット - amazon 楽天市場

今回は材料も硬くないし、昔にアマゾンで買ったけど使われる予定の無いベアリング付きビットがあったのでそれを使う。先っぽにベアリングがついているタイプだ。昔買った安いやつや。

ビットをトリマーに装着して、今回はビットの先っぽにベアリングがついているタイプなので、型が下側にくるように材料をセットする。

型の位置とビットのベアリングの位置を合わせるようにトリマーのビットの出を調節する。

ベアリングと型の位置を合わせる

あとはトリマーを走らせれば、ビットのベアリングが型に沿って走るので型通りに削ることができる。

ちょっと抵抗が大きいな、と思ったら、少しずつ削っていけばOK。

ベアリングが型に当たって型に沿って動くので、型より内側にビットがいくことはない。めちゃくちゃ簡単。

トリマーで削り終わったあとがこんな感じ。

見事に型どおりに削れている。倣い加工すごい…

あとはこれを繰り返せば、すべて型どおりの同じR加工ができるってこと。これが倣い加工。

今回は12箇所の角をR加工した。

これで材料の加工は終了!

材料の仕上げ

材料の加工は完了したので、それぞれの仕上げをする。

カットした板の木端(側面)がめちゃくちゃ荒れていたので、そこを綺麗にする。

荒れすぎやろ…

木端は幅が狭くサンダーでは難しい部分なのでカンナで削ることにした。カンナは難しいイメージがあるかもしれないけど、木端ぐらいなら意外とけっこう簡単に上手く削れると思う。

自分でカンナの刃を研いだりしないといけないけど、想像しているよりは難しくないと思う。でもまぁ正直僕もまだそこまで使いこなせてない。だが楽しい。

ちなみに僕が使っているカンナはアマゾンで買ったやっスイやつだ。

(角利産業)ミニカンナ - amazon 楽天市場

カンナで削ってここまでキレイになった。

カンナがなければ、荒目のサンドペーパー(80番とか120番ぐらい)を平面のでている角材とかに巻いてひたすら削るのがよいと思う。

ヘビーDIYerで金があれば手押しカンナを使うのがてっとりばやい(高いけど)

次は幅の広い面の部分をキレイにしていく。

こういう場所はサンダーの出番だ。めちゃくちゃ楽にキレイにできる。

僕はハイコーキのバッテリー式のランダムサンダーを使っている。

最初はコード式のオービタルサンダーを買ったけど、サンダーは出番も多いしフットワークの軽いバッテリータイプを圧倒的におすすめする。作業性がダンチ。

(ハイコーキ)18Vランダムサンダー - amazon 楽天市場

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これで材料がキレイになったら角の面取りをする。

端っこの直角になっている部分を3mmほどで斜めに落とす感じ。

僕は直角のまま残すってことはあんまりしなくて、だいたいは面取りしてる。やっぱり面取りをした方がクオリティが高くなって見栄えも良くなる(と思う)

以前はトリマーに45°のビットをつけて面取りをしていたけど、最近はもっぱらカンナを使っている。面取りぐらいなら難しいイメージのあるカンナでもめっちゃ簡単にできるし、トリマーと違ってカンナは手軽に使えるんよね。

カンナもトリマーも無いってなると、やっぱりサンドペーパーで45°に削って面取りすることになると思う。

ここでも登場するのが角材にサンドペーパーを巻いた「棒巻きサンドペーパー」だ。まじで棒巻きサンドーペーパーめちゃくちゃ使えるんよね。

今回はこのR部分の面取りは棒巻きサンドペーパーでやった。

これで材料の準備は終わり!次は最後の組み立てや。

組み立て

材料も揃ったので組み立てていく。シンプルな形なので組み立て自体は難しくないと思う。

下の画像はそれぞれの材料にアルファベットを振ってみた。

まずは短い方の板(A)を土台にボンドで貼る。

コンベックスとか曲尺とかを使って、それぞれの材料のだいたいセンターの位置になる部分に目印を書いておく。

そしてボンドを塗って貼る。

今回は普通の白ボンドを使った。

ボンドは全面に薄く塗り広げるのが上手く貼り付けるコツだ。

いつもちゃんとするときはボンド用の筆?的なものを使うけど、今回はめんどいから指で伸ばした。

(STAX TOOLS)ボンド用ブラシ - amazon 楽天市場

このボンド用ブラシは毛にコシがあってめちゃくちゃ塗りやすいしオススメ。

ボンドブラシを使う時は、コップに水を用意してボンドのついた筆は水に浸しておかないと固まるので注意。

そしたらセンターの目印が合うようにして材料を貼り付ける。

もう一つの短い材料(A)も同じようにして土台に貼り付ける。

そしたらクランプで固定する。

クランプはこのパラレルクランプがめちゃくちゃ使い勝手が良い。ほぼほぼコレを使っている。ちょっと高いけど。

(トラスコ中山)ユニクランプPJ型600mm - amazon 楽天市場

クランプがなければこんな感じで重しになるものを乗せまくったらいける。。

ボンドが固まったら次は長い方の材料(B)を貼り付ける。

土台に貼った短い材料(A)の側面にボンドを塗って、

長い材料(B)の底面にボンドを塗って貼り付ける。

今回で言えば、短い材料(A)の側面と長い材料(B)のくっつくところがめちゃくちゃ大事だと思う。

ここに隙間があるとダサくなるので、ここはクランプを使ってしっかり締めたいところ。

これで形はだいたい出来上がった。もう完全にソレ。けっこううまくできた。

ボンドが固まれば裏からビスで固定する。

まずマーキングをして

ビスで固定する!

これで完璧に固定された。(土台の裏面がカッター傷つきまくってるけど気にしないで)

普段はあまり固定にビスはあまり使わないんだけど、今回は裏面で完全に見えない場所だったのでビスで固定した。

最後はキャスターをつければ完成。

キャスターは近くのコーナンで買ったけど、けっこう高い…

僕の場合、ダンボールを置いておく倉庫の床がコンクリートなのでプラスチックのキャスターだと割れてしまいそうなので、ゴム製のキャスターにした。4個のうち2個はストッパー付き。

ゴム製のキャスターが高い…1個500円ぐらいする。4つで2000円ぐらいした。高すぎる。プラスチックのやつは安かったんやけど。

アマゾンで探した方が安いかもしれない。たとえばコレとか

(吉祥の家)キャスターストッパー付き4個セット - amazon

キャスターは特に悩むこともなく、良い感じに4隅にビスで取り付けるだけ。ビスはトラスタッピング。

キャスターを取り付ければこれで完成!

今回はめんどいから塗装はしなかったけど、塗装をすればクオリティはより上がる。

いつもみたいにオイルを塗るか、水性ウレタンニスとかが良いと思う。

完成

これが完成したダンボールストッカーだ。

使い方ってほどでもないけど、このスペースにダンボールを縛るためのビニール紐とかハサミとかが置けるらしい。

んでダンボールはこんな感じで溜めていく。ダンボールが勝手に広がらずにすっきり収まるし、下に紐とハサミを置いてあるのですぐにしばることもできる。

個人的にはこんなん別になくてもええけど、確かにあればあったで便利なシロモノだと思う。

シンプルな構造で難しい工程もないし、倣い加工とかの練習にもなるしDIYで作ってみるのはなかなかおすすめかもしれない。

妻も「めっちゃええやん」と反応が良く、みんなニッコリや。

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