丸ノコの選び方

工具・道具

【コードレス】丸ノコの選び方(おすすめの品)

2023年11月1日

DIYを始めて最初の方はホームセンターのカットサービスを利用して木材を切ってもらうことが多いと思う。

しかし帰っていざ使おうとすると、あれっ長さがちょっとだけ微妙にずれている…。と寂しい思いをすることも多いのではないだろうか。(僕はたまにあった)

DIYにハマってくると木材の長さを自分で決めて自分で切ったりしたくなってくる。

そんな気持ちにそっと寄り添ってくれる工具が「丸ノコ」だ。

初めて丸ノコを使う人にとっては産業革命と言っても過言ではない工具の一つ。

精度にこだわりだすとキリがないけど、慎重に合わせると結構正確なカットも可能だし出番は多く縦横無尽の活躍をしてくれる。

そんなDIYerにとって必須の丸ノコについて個人的な選択基準を書いていこうと思う。

丸ノコの選択基準

僕が丸ノコに求める重要視している点は以下のとおり。

ポイント

充電式のコードレス

ベースがアルミ製

刃の径は165mm

だいたいこのぐらいだけど、僕が今持っている丸ノコはコードレスではなくコード式のタイプだったりする。

コード式丸のこ

これには理由があって、DIYを始めた初期の段階で丸ノコを買ったんだけど、その時は予算の関係でコード式を買った。

充電式に買い換えようかと悩みつつも頑張って使っているうちに、スライド丸ノコとかテーブルソーを買ってしまったために丸ノコの出番が減って買い替え優先度も下げ。完全にタイミングを逃してしまった感じ。

出番は減ったけど、丸ノコは今でもサブロクバンのベニヤを切る時とかに使うし、次に丸ノコを買うときは絶対に充電式と決めている。やっぱりコード式は使う時に出してくるのが面倒臭い。

充電式コードレス

DIYの電動工具においては基本的にコードレスが正義だと思っていて、ご多分にもれず丸ノコもコードレスの方が絶対に使い勝手が良い。

充電式の一番良いところはやっぱり使いたい時にサッと出して使えること。

僕は今でも丸ノコはコード式だけど、使うために出してきて取り回しできるようにコードリールを移動して、コンセント差して、終われば抜いてコードを束ねて…っていうのがクソめんどい。

これは充電式の工具を使い出すとホントによく実感する。

あと、充電式コードレスの良いところはコードが引っ掛かることがないこと。

コード式の丸ノコを使っていると、コードが机の角とか思いもよらないところで引っかかったりしていて、思うようにカットができないことがままある。

コードが角に引っかかっている

あれ、丸ノコが進まん!なんでそんなとこでコード引っかかってんだよ!コード突っ張ってるやん!って感じ。

これめちゃくちゃストレスだし、けっこう危険。これらを防ぐためにも充電式コードレスの丸ノコがやっぱり正義。

ベースがアルミ製

丸ノコのベースには素材に違いがあって

  • 鉄板ベース
  • アルミベース
  • フッ素ベース

の種類がある。

このうち選ぶべきベースは「アルミベース」の丸ノコ。

値段が一番安いのは鉄板ベースなので一番最初は鉄板ベースを選びがち。僕も最初に買った丸ノコはリョービの鉄板ベースのモノだった。

鉄板ベースの何が悪いかというと、ベースが錆びやすいとかもあるんだけど、一番の問題はベースの平面が歪みやすいこと。僕のリョービの丸ノコも知らないうちにベースが歪んでいた。

ベースの平面が歪むとカットの精度が出ない。ベースは重要。

アルミベースなら錆びないし歪みにくい。つまり精度も出しやすい。あと鉄板に比べて素材的に重量が軽いはず。

そんなことでよほど理由がない限りアルミベースを選んだ方が幸せになれる。

ベースの見分け方は簡単で「黒いベースは鉄板ベース」、「シルバーのベースはアルミベース」これで問題ない。

フッ素ベースはアルミベースの上位互換って感じなんだけど値段が高い。性能でいえばフッ素ベースが一番良い。

もっと普及して値段がこなれてきたらフッ素ベースが一番良いと思うな。

刃の径は165mm

丸ノコの刃径は何種類かあって、190mm、165mm、145mm、125mmとかある。

刃径が大きい方が当然最大切り込み深さも大きくなる。つまり厚い木材も切ることが出来るようになるので、「なら大きい方が良いじゃん」って考えがち。

ただその考えは間違っていて、大は小を兼ねるわけではないのだ。

僕も190mmを持っているわけではなく、1度借りて使っただけなんだけど、感想は「重くて使いにくな。」だった。

165mmでも切り込み深さは90°時で57mmあるし、これだけあれば十分じゃないかな。僕は困ったことがない。

この前大工さんの現場を見たけど、もっと小さい125mmを使っているっぽかった。

125mmでも切り込み深さは90°時で47mmもイケる。

おすすめの丸ノコ

ハイコーキ・マキタの派閥はあると思うけど、僕はハイコーキ派なので、まずはハイコーキのおすすめ丸ノコを紹介しようと思う。

ちなみに僕も持っているわけではないので、次買うならこの辺のやつにしようと考えているモノ達だ。

ハイコーキ

ハイコーキのFC1806DAが最有力候補。

ハイコーキコードレス丸ノコ18V165mm(FC1806DA)蓄電池×1、充電器付き

ハイコーキのDIYラインのコードレスタイプ。18VだしDIYではパワーも必要十分。

切り込み深さもワンタッチレバーで調整できるし、集塵機接続も可能。

切り込み調整ワンタッチレバーと切粉広報排出の写真
引用:ハイコーキ

値段もバッテリー・充電器付で20,000円ちょっと。バッテリー・充電器なしだと15,000円ほど。

こんな多機能な丸ノコがこの値段で買えるってスゴイ。機能的には十分すぎる。これが圧倒的におすすめすぎて他が見当たらないぐらいおすすめ。

もしも金があったらこっちのC3605DCを買う。

ハイコーキコードレス丸ノコ36V147mm(C3605DC)蓄電池×1、充電器付き

刃径は147mmと小さめだけど、切り込み深さは同等の90°時で57mmある。そしてさっきのやつと比べても軽いと良いことずくめ。

36Vだからパワーもあって作業性も良い上に負荷に応じてサイレントモードとパワーモードを自動切り替えしてくれるし、キックバック軽減システムもあって安全。

LEDもあるしソフトスタートもある。並行度微調整機能もちゃんとある。

引用:ハイコーキ

DIYでするにはここまでの機能は必要ないかもだけど、金があったら欲しい。

でもDIYだと18Vで十分で36Vも必要ないと思ってるのが正直な感想。

マキタ

マキタにはハイコーキのFC1806DAに相当するエントリークラスのコードレス丸ノコはないっぽい。マキタは基本的にハイエンドの機種しかないのかな。

すでにマキタのバッテリーを持っているとかなら、この丸ノコあたりがさっきのハイコーキのC3605DCの競合になると思われ。

マキタコードレス丸ノコ18V165mm(HS610DZ)

回転数はさっきのハイコーキより多いみたいで、自動変速機能もついている。ベース側面とノコ刃の並行度を調整する機構があってこれいいなと思った。

引用:マキタ

付属している「鮫肌」というチップソーがめっちゃ切れるらしい。次にノコ刃を替えるときは鮫肌にしてみよっかな。

ハイコーキは対抗して黒鯱ってチップソーを出してるけど、鮫肌の方が評判良さげ。

まとめ

僕自身まだ丸ノコはコード式を使っていて、実際にコードレス式は使ったことがないのが正直なところ。

電動工具全般的にバッテリー式の方が使いやすいけど、丸ノコに関しては特にバッテリー化の恩恵を感じやすいと思う。丸ノコはコードが本当に煩わしいし、コードの引っ掛かりなど作業に支障がでることもある。

僕はすでにスライド丸ノコやテーブルソーを持っているので丸ノコの出番は減ったけど、買い換えるなら上でも紹介したハイコーキのFC1806DAを買うかな。

DIYをするには必要十分な機脳だし値段も手頃。これがベストすぎる。初めて買う丸ノコとしてもめっちゃおすすめできる。

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